火焔型土器
火焔型土器は、その卓越した造形から美術的価値も高く、特に欧米では日本固有の文化・芸術を表すものとして高く評価されています。
国の指定文化財に指定されている津南町堂平遺跡から出土した火焔型土器は、大英博物館に常設展示されています。
およそ5,000年前に作られた火焔型土器は、津南町から長岡市までの信濃川上流域を中心として、現在の新潟県域から出土しています。
火焔型土器は、現在の鍋のように使われていたとされています。その証拠は、土器の内側に付着した炭化物「おこげ」から見て取れます。この「おこげ」の科学的分析により、木の実や肉、魚などを煮ていたことがわかっています。
この土器の誕生は、雪国だからこそ生まれたとも言われています。
◯遺物の展示場所
遺物は、「津南町歴史民俗資料館」や「農と縄文の体験実習館なじょもん」でご覧いただけます。
◯火焔型土器関連指定文化財一覧
詳しくは津南町文化財データベースへ